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【人生論】徳之島の風習・ふたつめの名前

私事ですが先日、故郷の徳之島に帰っておりました。

小6から高校卒業まで過ごした徳之島。
当時は早く島を出たいと思っていましたが、久々に帰省しますと改めてその自然のすごさや島の人たちの心意気や温かさに胸をうたれるものがあり、自分はこんな環境で育ったんだなと思うと感慨深いものでした。

そんな徳之島では、ある風習が昭和初期まで続いていたそうなんです。

父親いわく、昔の人は名前がふたつあったと。しかも、この風習は特定の地域や村だけ、また、男性だけを対象としていたそうです。

ちなみに、うちの父親のふたつめの名前は「シーカクニャー」。本名は普通の日本人の名前です。

カクはカクさんという親戚の名前、ニャーは島の方言で兄(にぃ)をあらわします。シーは結局正体わからず…。「カクさんのところの息子」といった感じでしょうか。

その昔、明治や大正のころ、我が子がよく泣く子であったり、病気にかかりやすい子であったりした場合、その子どもを父母の兄弟などの子どもにして、別の名前を与えるのだそうです。養子とまではいきませんが、意味合いとしてそんな形をとるのだと。

親子の縁を形だけではありますが一度絶ち、我が子の命をリセットする。そうして、新たに健康で元気な子どもとして生まれ変わる。おそらくはそんなイメージだと思います。

おそらくというのは、あまりにも昔の話であるということと、風習ゆえに当時の人たちの間では日常生活レベルの話であり、語り継ぐような感覚でその出来事を覚えていないような様子でした。

昔話の延長で、そんな興味深い風習や歴史について教えてもらい、わくわくしながら話に耳をかたむけていました。

父親の昔話が聞けるのもあと何回あるのやら…。
できるかぎりの親孝行はしていきたいですね。

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2025-10-15 | Posted in BLOG