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【親論】見守る親・管理する親

最近、我が家の3才の次女が「さみしい」という言葉を覚え、3才ながらにそのなんとも言えない微妙な心情を表現する言葉が見つかったことで、保育園に行く前は必ず「さみしい…」と言うようになってしまいました。
(さみしいってただ言いたいだけでしょ?というときもあります)

長女のときにも似たようなことがあったのですが、登園してはさみしいとすすり泣く姿に男親の私としては胸が締め付けられ、バイバイするまでにたいそう時間がかかったものです。
(そのおかげで保育園では「心配性パパ」の異名を頂戴していたようです…トホホ)

親としては誰もが経験する、この心配という感情。
15年近く塾講師の仕事をしておりますと、特に父親は娘のことを、母親は息子のことを何かと心配しがちなのかなと感じています。性別が違うので当然のことといえばそうなのかもしれません。
(生物学的に分かり合えないと言いますか…ん~難しいですね)

その心配する親心は、子どもの成長とともに、子どもからしたら煙たくなるものです。こと思春期・反抗期となりますと…お察しの通りですね。

教室という現場であれこれ指導していて感じることのひとつに、自立できている生徒さん、それが今後期待できそうな生徒さんというのは、親からの干渉をあまり受けてこなかったというパターンが多いように思います。子どもに丸投げするのではなく、一緒に考えるものの途中からは子どもに託すというような塩梅です。

段取りや手順、スケジュールや持ち物など、これらを最低限はサポートしてあげて、肝になるところは本人に準備をさせたり、ゴールは自分でやらせたり、おそらくはこういった「自分で考える」「自分で決める」「自分で動く」ということが後々の学習管理にもつながっていくのかなと感じます。

しかしながら、理屈はわかっていても、手を出し口を出してしまうのが親というものです…。かく言う私もとやかく言ってしまいます。
(子育て日々反省)

勉強のことしかり、準備のことしかり、人間関係しかり、何かを学び経験するということにおいては結局のところ自分で気づいて動かないかぎり成長は見込めないものです。言われてイヤイヤやる1時間よりも自ら行動を起こす10分のほうが大きな効果があると思います。

彩アカデミーでは私自身のこういった考えから、まずは生徒さんのやりたいようにやってみるということを大切にし指導にあたっています。学び方がわからないときはヒントを教え、まとめ方や文房具の使い方などもアドバイスしていきます。さすがにテストに間に合わない、毎回の授業で継続しにくい学習方法になっているといった場合は大きくフォローに入りますが、少しの失敗くらいなら生徒さんたちにも経験してもらい、それも学びにつなげてもらっています。

最短経路を教えるのは簡単なことですが、大事なのはむしろその最短経路の見つけ方であり、自力でそこに気づけるかどうかだと思うんです。

授業時間は無限にあるものではないので、すべてが生徒さんたち自身で考えてもらうというわけではありませんが、可能なかぎり自分たちで考えて進めていけるような指導を心掛けています。

つまるところ、自分のなかにモチベーションを作り、自分で気づいて動かないことには成長につながらないと私は思うんです。

やってみたいという生徒さんたちの本来持ち合わせている学習本能が出てくるような学習環境を作り、いろいろなことを自らの手で取り組んでもらう。こうすることでアンバランスだったものが徐々に改善され、学ぶということがどういうことなのか理解できてきます。点数があがった!という結果はこれらの次にあるものです。

あれしてこれしてと管理するのでもなく、点数結果ばかりに目を向けるのでもなく、並走しながらどんなプロセスで頑張れているのかを見てあげ、最後は信じて見守る。そんな距離感はきっと大きな成長につながると思います。


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2025-04-18 | Posted in BLOG