【成長論】人間関係で悩む全人類に捧ぐ超模範解答
その生徒は言った―。
「だったら、それを上回るテンションで行動したらいいのでは?」と。
先日、ある生徒さんから相談を受けました。
学校での人間関係で悩んでいるとのこと。
大人も子どもも、人が集まると必ずついてまわる人間関係。
他人の目や声って気になりますよね。
その生徒さんは、自分が何をしたわけでもないのに学校の友人から、ちょっとしたいけずをされ、どうしたものかと悩んでいました。
腹を割って話し合うべきなのか…、自分がこのまま我慢しておくほうがいいのか…。
私からは瀬戸内寂聴さんやヤクルトの監督をされていた野村克也さんなどの話を引用し、いくつかアドバイスをしてみましたが、逃げるも自分、戦うも自分なわけで、その生徒さんが友人との人間関係でどんな選択をするのか、最後は見守るしかありません。
そして、その翌日も「学校どうだった?」とたずねましたが、ネガティブな感情は引き続きで、いけずするほうは相変わらずの塩対応。同盟作りもせっせと進め、イエスマンを何人か従えていた様子。
ところが、ここからがその生徒さんの驚きの行動でした。
本人いわく「突然アイデアがおりてきた」とのことでしたが、いけずする相手の思うがままで、なぜ自分がこんなにも縮こまらないといけないのかと思い、それならばということで「相手の負のエネルギーを上回るくらい自分がアクティブに行動しよう!」とひらめいたそうです。
授業では積極的に発言し、楽しく振舞い、ティーンエイジャーならではのキラキラした雰囲気のもと5時間目・6時間目を過ごしたそうです。
すると、不思議なことにそのいけずをしていた子はおとなしくなり、おそらくは自分のいけずが通らず、おもしろくなかったのでしょう。その周囲にいた友達も初めは同調圧力に負けてなのか、同じようにいけずな態度をとっていたものの、気づけば自分のポジティブなテンションに引き寄せられ、最後は楽しくわいわいと授業時間を過ごしたとのこと。そうして、いけずの張本人は孤立状態になったそうです。
嫌がらせをしてきても反応しなければ、その嫌がらせは行き場を失い、結果的に相手のところへと帰還します。
この生徒さんのたどりついた超模範的解答―。
反撃するわけでもなく、一人で悩み抱え込むでもなく、仲間を作って集団的な対立に持ち込むでもなく、まわりの誰よりも高いテンションで元気よくいる、機嫌よく過ごす。
嗚呼なんとバランスのいい発想なんでしょう。
水は低きに流れるといいますが、人の流れにあらがうのは勇気のいることです。誰でもかれでもまねのできるようなことではありませんが、今回のこのことは我が子が思い悩んだときには教えてあげたいヒントのひとつになりそうですね。
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