BLOG

【人生論】父の背中を追いかけて――。

4月15日水曜日。
父が他界いたしました。83歳でした。

昨年の1月末に膵臓がんが見つかり、余命半年と言われていました。抗がん剤治療や食事療法も懸命にがんばり、母の支えのもと、気づけば1年もの歳月が過ぎ、長生きさせてもらったと思います。

たくさんの時間とお金を使い、つないだ命。私自身も家族に無理を言って少しばかりの親孝行をしてきました。

思い返せば、私の今までの人生でいちばん父の話に耳を傾けた1年だったと思います。父の幼少期のこと、家族・親戚のこと、母との思い出話、いろいろ聞かせてもらいました。

父は若いころから自営で朝から晩まで働いていた時代の人です。さまざまな仕事をして、悔しい思いや大変な経験もしてきたそうで、私が個人塾として独立してからは父の仕事の話を聞くのがとても興味深くなりました。

そんな父だっただけに闘病のなかで少しずつ体が痩せていき、病院にいる時間が増えることは息子として心苦しいところがありました。

体調が急変した4/12日曜日。
その連絡を受け、各方面に頭をさげて臨時休校とさせていただき、翌日の月曜日に帰省した徳之島。

変わり果てた、病室での父の姿がそこにはありましたが、かろうじてコミュニケーションの取れる状態で力強く手を握り返してくれました。次の日も、訪れた人たちの冗談に笑顔を見せ、和やかなムードに包まれました。

4/15水曜日。
この日はお昼の面会のときからずっと寝ていて、何をしても起きることはなく、日によって体調の波があるのかなと感じていました。偶然にも、遠方から親戚が会いに来てくれたり、同じ病院内に父の弟さんがリハビリで来ていたりと普段よりも多くの方が父に会いに来てくれました。

一段落ついた夕方。
他のみなさんは帰られ、母と私と父の三人だけになった病室。「今日は一日中寝てたね」と何気ない会話をしていた夕方。

無呼吸の状態が何度か続き、最期の時を待ってくれていたかのように母と私の目の前で父は他界いたしました。

この1年――。
たくさんの話を父から聞き、多くのことを学ばせてもらいました。

いつしか父の背中を追いかけ、自分も父のように仕事をがんばっていこうと思うようになりました。

パワフルでエネルギーに溢れ、ものおじせず、お金や物を大切にし、家族や友人みんなを明るく笑顔にさせる。そんな父の姿に少しでも近づけるよう、今の自分に与えられた環境で、世のため人のためにできることをがんばっていこうと思いました。

お父さん。
そっちの世界でお兄さんたちと昔話に花を咲かせ、好きなビールもたくさん飲んで、ゆっくり休んでね。



2026-04-26 | Posted in BLOG