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【指導論】自分の頭で考える

昨日の授業で生徒からある質問を受けました。
一人は歴史の質問で、もう一人は数学の質問。

Aくん:
「大正デモクラシーのところの質問なんですが、テキストに書いてある、この『好景気で物価があがるが…』というところがよくわからないんです。」

大人の感覚ではピンとくる「好景気」や「物価」という表現。中学生にはたしかに聞いたことはあるものの、いまいち理解しにくいところですね。

次にBさん:
「因数分解の計算で、自分で考えた解き方と模範解答の解き方、どちらも理屈は同じはずなのに答えがそろわないんです!」

数学は山登りに例えられることがありますが、山頂(=答え)に向かって、歩いていくルート(=解き方)はいくつかあります。当然、理屈があっていればどの道で頂上を目指しても必ずたどり着けます。

この二人の質問・疑問に共通することとしては、単に覚えればいい、単に解ければいいというのではなく、仕組みを理解する、別の角度からも考えてみる、といった発想で授業を受けられている点です。

彩アカデミーで大事にしていることは、このような自分の頭で考えて行動するということ。

中学生ともなるとある程度のことは十分に自己判断できる年齢です。しかしながら、義務教育ゆえにどうしてもあれをしなさい、これはだめですと足並みを一方的にそろえられることが多いかと思います。

そんな中で指示待ち人間にならないよう、何のため、誰のためという部分に重きを置いて学んでもらっています。

もちろん得手不得手もありますし、これまでの学習環境も大きく影響はします。どの生徒も前述の2人のように器用に質問できるわけではありません。そもそも解き方や文法がよくわかっていないという場面も多々あります。

これらを整えていき、「やらされる勉強」から「自分で考える学び」に移行していけるようにアドバイスを繰り返していきます。

ノート整理の仕方や文房具の使い方、解説の聞き方や優先順位のつけ方などの学習のノウハウを伝えていき、中学生が本来持ち合わせている知的好奇心にアプローチしながら、付かず離れずで伸びしろを見守り、まずは自分でやってみるということを軸に自分らしい学び方を見つけてもらえるよう、授業を進めています。


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2025-05-09 | Posted in BLOG